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【手軽に高音質化!】iPhoneで有線イヤホンを使って良い音で音楽を聴こう!

2021年12月30日

なべちゃん【nabechag】

関西在住40代の2人の子持ち、西日本を中心に仕事で飛び回っている。 高校は京都、大学は大阪、就職は関東、回り回って今は関西に居住中。 趣味は家電量販店巡りとホームセンター巡りと旅行、そして投資。 嫌いなものは虫。 自分の生活が少しでも良くなればと、日々情報を模索中。 ※トップページの写真は故郷の天橋立

こんにちは、なべです。

iPhoneなどのスマートフォンで音楽を聴くときに、皆さんは何を使われていますでしょうか?

最近では、AppleのAirPodsに代表されるワイヤレスイヤホンがすっかり主流になってしまったかと思います。

僕もAirPods proを買って使っていますが、わざわざ線を繋がなくてもいいし、ケースから取り出すだけで認識されるので、かなり便利に使わせて頂いています。

でも、やはりこれまで使っていたお気に入りの有線イヤホンを使いたい!という思いもあります、しかも気軽に。そこで、今回は僕が色々試してきた方法についてお伝えできればと思います。

1.現在はワイヤレスイヤホンが主流

最近のiPhoneに限らずスマートフォンはイヤホンジャック非搭載のものが増えてきました。数年前まではイヤホンジャックを搭載しているのが一般的で、そこに有線イヤホンを接続して音楽等の音声を聞くのが当たり前でした。ところが無線通信の技術が日々進歩し、iPhoneがイヤホンジャックを廃止してしまったことを皮切りに、一気にワイヤレスイヤホンの需要が高まっていきました。それに追随するかのように各社がワイヤレスイヤホンを発売し始め、今ではワイヤレスイヤホンの市場が形成されるまでに至っています。

最初は左右のイヤホンがケーブルで繋がっているタイプのワイヤレスイヤホンが多かったですが、「EARIN」という世界初の左右独立形完全ワイヤレスイヤホンが登場し、AppleのAirPodsで爆発的に完全ワイヤレスの認知度が高まっていった感があります。

2.ワイヤレスイヤホンのメリット・デメリット

ワイヤレスイヤホンのメリットは以下の4点が挙げられます。

  • ケーブルを接続する必要がない(手軽に使える)
  • 移動中にケーブルを引っ掛けることがない(断線リスクがない)
  • 有線特有のタッチノイズがない(ケーブルが服に擦れない)
  • 防水モデルが多い(汗をかく運動をするときでも使える)

逆にワイヤレスイヤホンのデメリットは以下の4点

  • 都度充電が必要
  • イヤホンを落下させて無くしてしまうリスクがある
  • 同価格帯の有線イヤホンと比べて音質が劣る
  • 周囲の環境によってノイズが音飛びが生じるときがある

ワイヤレスイヤホンはやはり移動中に特化した特徴が目立ちます。出張時の電車の中など、2〜3時間座ってじっくり音楽や動画を楽しみたいときは、お気に入りの有線イヤホンを高音質に使いたいですよね。

3.有線イヤホンをiPhoneに繋ぐ

僕が愛用しているイヤホンはSHUREのSE846 ブラック、中々良いイヤホンで遮音性も高く移動中でも家でも使える万能なイヤホンです。

iPhoneに有線イヤホンを接続するためには、iPhoneのlightning端子に変換ケーブルを挿して接続するのが一般的かと思います。

3−1.Apple純正の変換ケーブル

iPhone11シリーズまでlightning端子からイヤホンジャックに変換できるケーブルが付属していました。写真の変換ケーブルはELECOM製ですが、見た目はほとんど同じ形をしています。

この変換ケーブルでも音楽は十分楽しめましたが、イヤホンの性能を十分引き出せていない感があります。そこで次の変換ケーブルを導入しました。

3−2.Logitec LHP-AHR192GD

Logitecから出ていたlightning オーディオアダプタという製品です。

これは貼られているシールにあるとおり、ハイレゾに対応しており高性能なDACチップを搭載しています。DACとはデジタルアナログコンバータの略で、iPhoneのようなデジタル機器から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する素子になります。イヤホンから出てくる音楽等の音声は最終的にアナログ信号なので、如何に高音質にデジタルからアナログに変換できるかがポイントになります。

この製品は定評のある旭化成製AK4430ETというDACチップを搭載しており、より高音質に音楽が聴けるモデルとなります。使い方もiPhoneのlightningに挿すだけ、充電する必要も有りません。音質は非常にクリアで、音に深みが増したのがはっきり分かります。作りもしっかりしており、リモコンにもなっていますので利便性も兼ね備えています。後ろが360度回転するクリップになっていますので、シャツのポケットに引っ掛けることもできます。

ただ、残念なことにこの製品はすでに生産中止となってしまいました。中古市場には出回っていますので、気になる方はチェックしてみてください。

3−3.ADV Accessport Lite Lightning

ADVというメーカーのAccessport Lite Lightningという製品です。

LHP-AHR192GDの持ち運びに若干煩わしさを感じていた為、現在はこれを愛用しています。

これもiPhoneのlightning端子に挿すだけで使用できます。

一見Apple純正の変換ケーブルと変わりませんが、24bit/48kHzハイレゾ音源にまで対応した超小型のDACチップを端子の部分に内蔵しています。もちろん充電は要りません。先ほど紹介したLogitec LHP-AHR192GDとまではいきませんが、全体的な音質向上が期待できます。本体が小さいので、有線イヤホンと一緒に持ち歩いても全く苦になりません。値段も¥3,000円程とそこまで高くないので、割と気軽に導入できるかと思います。

3−4.オーディオテクニカ AT-PHA55BT

気軽に導入というには少し価格が高い(¥16,368円 税込 定価)ですが、より高音質にiPhoneで有線イヤホンを使いたいというニーズには、選択肢の一つかと思います。

この製品はiPhoneに直接ケーブルで接続するのではなく、BluetoothでiPhoneと接続します。

この製品にも原音に忠実な再現能力で評価の高いESS社製ES9118というDACチップを内蔵しています。加えて高出力なヘッドホンアンプも搭載しており、より高音質に接続したイヤホンの性能を引き出してくれる製品となります。本体がリモコンになっているのでiPhoneをポケットに入れたまま操作も可能、また接続しているイヤホンのドライバの種類(ダイナミック型・BA型)に応じてスイッチを切り替えて、最適な出力抵抗を選ぶといった機能もあります。

今回ご紹介した中では一番高音質に有線イヤホンを使える製品になりますので、より高音質を求めている方は是非お試しください。

以上、iPhoneで有線イヤホンを高音質に使う方法をご紹介させて頂きました。単純に高音質を目指すなら良いポータブルアンプを接続するのが一番だとは思いますが、荷物がかさばりますし何よりコストが掛かります。

手軽に高音質に有線イヤホンを使うなら、やはりlightning端子直挿しが一番だと個人的に思います。

将来的にはiPhoneのlightning端子がUSB-C端子になるかもしれませんし、端子そのものが無くなるといった噂を耳にすることもありますが、しばらくはlightning端子直挿しの製品を使い続けたいと思います。

ありがとうございました。

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