こんにちは、なべです。
これまで様々なモバイルバッテリーをご紹介してきたのですが、今回新たなモバイルバッテリーを実際に導入してみました。僕が持っているモバイルバッテリーの容量は5,000mmAhのものと20,100mmAhの2種類で、中間の10,000mmAhクラスを持っていませんでした。
実はちょっと遠方の出張の予定が有ったのですが、ある程度の容量で持ち運びもしやすい容量10,000mmAhクラスのモバイルバッテリーを持っていきたくてこの「CIO SMARTCOBY DUO」を購入した次第です。
数あるモバイルバッテリーの中で一体どれを選んでいいのかわからない!という方であればマストバイかもしれません。
かなりおすすめのバッテリーなので、是非チェックしてみて下さい。
こんな方におすすめ!
・コンパクトな大容量バッテリーを探している方
・USB-Aはもう使っていない方
それでは「CIO SMARTCOBY DUO」レビューです。
1.CIO SMARTCOBY DUO 20Wのスペック
1-1.外観
まず外観は丸みを帯びた形をしており、とても手なじみの良いデザインとなっています。バッテリーのメーカーである「CIO」のロゴがメタリックにギラギラと輝いています。バッテリーの裏側はロゴ等とくに有りません。
外装はラバー仕様で、しっとりとした手触りです。また、手に持っていても滑りにくいので落としたりして破損させてしまうリスクが低減できそうです。
反面、ラバー外装はホコリや傷が付きやすいので気にされる方がいるかもしれません。
1-2.サイズ
CIO SMARTCOBY DUOのサイズは次の通りです。
・大きさ:幅50mm×高さ98mm×厚み25mm
・重 さ:180g
手にすっぽり収まるようなサイズ感で重さも気になりません。
一昔前の容量5,000mmAhぐらいのモバイルバッテリーと同じぐらいの大きさでしょうか。
1-3.容量
10,000mmAhです。iPhoneだと2〜3回フル充電できます。昔は10,000mmAhというと大容量の部類に入っていましたが、昨今のモバイルバッテリー業界はこれぐらいの容量がスタンダードになってきました。
10,000mmAhあると安心ですね。
1-4.充電ポート
バッテリーの上部にUSB-Cポートを2ポート搭載しています。SMARTCOBY DUOの名前の所以にもなっている部分ですね。最近ではUSB-C to USB-CやUSB-C to lightningのケーブルが増えてきたので、2ポート搭載されているというのはとても有り難いですね。
バッテリー本体の充電もこのUSB-Cポートにケーブルを接続して行うわけですが、どちらのポートに接続しても充電を行うことができます。
1-5.出力
USB-Cポート1つにつき最大20W出力、合計40W出力まで対応しています。なので、パソコンを充電するのはちょっときついかも知れません。スマートフォンやタブレット、ゲーム機や音楽プレーヤー等をメインに充電するなら十分な性能です。
1-6.バッテリー残量表示
SMARTCOBY DUOのもう一つの特徴がこのバッテリー残量表示です。残量表示のよくあるパターンとしてはLEDランプが何個光ったら残り〇〇%みたいな見方ですが、SMARTCOBY DUOは数字をデジタルで表示してくれます。
こんな風にドットで残量をデジタル表示してくれます。やっぱりバッテリー残量を数字で表示してくれるのはとても見易くて有り難いです。今〇〇%残ってるからあと〇〇を1回充電できるなとか、計算がし易くなりますしね。
ちなみに、バッテリー本体を充電している時はこのドットのデジタル表示部はこのようになります。
電池の形をしたドット表示に変わり、今どれぐらい充電出来ているかを教えてくれます。このバッテリー本体を充電しているときも〇〇%で表示してほしいというニーズがあるかも知れませんが、僕はこの表示が可愛くて好きです。
1-7.パススルー充電
このSMARTCOBY DUOも他のCIO製モバイルバッテリーと同じくパススルー充電に対応しています。バッテリー本体とバッテリーに接続した機器を同時に充電できるという機能ですね。AC充電器のポート数に限りが有るなどの状況下では便利な機能になります。
2.CIO SMARTCOBY DUO 20Wの良かったところ
2-1.とてもコンパクト
CIO製のモバイルバッテリー全般的に言えることですが、容量が10,000mmAhのわりにとても本体がコンパクトです。なので、普段使いしているカバンの中に入れて持ち運びがし易く、邪魔にもなりにくいです。
昨今のモバイルバッテリーの小型化はすごいですね。めまぐるしい技術力の進化を感じさせてくれます。
2-2.USB-Cポートを2ポート搭載
USB-Cポートを2ポート搭載しているのもかなり良いポイントです。10,000mmAhクラスのモバイルバッテリーでUSB-Cポートを2ポート搭載しているものは、他社製で探してみても2022年10月現在で見つけることが出来ませんでした。
僕自身、最近では充電器側もUSB-Cコネクタのケーブルばかり使用していますので、1つのモバイルバッテリーでUSB-C to 〇〇〇ケーブルを2本接続できるのは非常に便利です。
あと、USB-Cポートが2ポートあることで、パススルー充電でもUSB-C to 〇〇〇ケーブルでスマートフォン等を充電できるのも良いです。パススルー充電できる機能を持ったモバイルバッテリーは他にも有ったのですが、USB-Cポートが1ポートしかないとスマートフォン等を充電するケーブルはUSB-Aポートに接続するしかありませんでした。USB-Cポートが2ポート有ることで、バッテリーもUSB-C、スマートフォンもUSB-Cを使って急速充電することが可能です。
2-3.2ポート同時使用でも最大20Wで充電できる
2ポート同時に使用していても最大20W出力に対応しているので、スマートフォンとタブレットを同時に接続しても20Wずつの高出力で充電が可能です。USB-Aでは規格上最大18Wまでしか出力できないので、20W出力のポートが2ポートあるのは心強いですね。
ただし1-5.項でも触れましたが、パソコンのように30W以上の出力を要するような機器に対しては力不足なので、その辺のニーズについては別のモバイルバッテリーを検討する必要があります。
2-4.価格が安い
僕はこのSMARTCOBY DUOをドン・キホーテで約¥3,500円程で購入しました。他社製の10,000mmAhクラスのモバイルバッテリーと比較してもかなり安い方だと思います。
3.CIO SMARTCOBY DUO 20Wのいまいちなところ
SMARTCOBY DUOを使ってみて感じたいまいちな点です。
3-1.外装がラバーで汚れ・傷が付きやすい
1-1.項でも触れましたが、SMARTCOBY DUOの外装はラバー仕様なので汚れや傷が付きやすいです。CIOのAC充電器のように傷が目立ちにくいシボ加工の外装だったら最高でした。この辺は価格とトレードオフなのかなと思います。
3-2.バッテリー残量の表示方法
バッテリー残量の表示がデジタル表示なのはとても良いのですが、バッテリー単体では残量表示の操作が出来ません。バッテリーにケーブルを接続して初めて残量が表示されます。なので、バッテリー残量を確認したい場合はケーブルを接続しないと見ることが出来ません。
こまめにバッテリー残量を確認したいという方はちょっと気になるポイントかもしれません。バッテリー本体を振ったら表示がされるという製品も他社製ではあったので、バッテリー本体だけで残量確認ができる機能を付けて頂けたらなと思います。
4.CIOの今後に期待
以上、SMARTCOBY DUOのご紹介でした。
株式会社CIOという会社は大阪府守口市に拠点を置く日本の新興企業で、バッテリーや充電器関連において急速に成長してきている勢いのあるメーカーです。
今後も様々なニーズに対応した製品を数多く発表してくれると思いますので、今後の動向を継続的にチェックしていって、魅力的な製品が発売されたらまたご紹介できればと思います。
ありがとうございました。