こんにちは、なべです。
皆さんはエムピウというメーカーのミッレフォッリエという財布をご存じでしょうか?
僕はこのエムピウのミッレフォッリエという財布をかれこれ4年以上使い続けてきました。
この財布を選んだ最初のきっかけはコンパクトな財布が欲しかったというところと、ズバリ見た目のインパクトでした。
初めて触ったのはとある百貨店、その時はたまたま展示してあったこの財布を手に取り、一目みて「めずらしい財布だな〜」という感想を持ったのですが、その後まさか自分がこの財布を愛用することになるとは夢にも思いませんでした。
時は流れ、そろそろ財布を買い換えたいなという時にその当時ブームだったコンパクト財布を買おうと検討していた時、このミッレフォッリエが僕の選択肢に急浮上してきたのです。
数あるコンパクト財布の中で一番インパクトのあったこの財布を購入したわけですが、今では本当に買って良かったなと思える一品になりました。
この記事ではミッレフォッリエとはどんな財布なのか?実際に使ってみてのレビューをお伝えできればと思います。
こんな方におすすめの財布!
・コンパクトで使いやすい財布を探している方
・革製品が大好きな方
1.エムピウ ミッレフォッリエとは?
ミッレフォッリエとはエムピウというブランドから発売されているコンパクト財布の1つです。
エムピウというブランドはM+と書き、これがブランドロゴになっています。
創設者が一級建築士の村上雄一郎さんという方で、この方のイニシャル「M」と「+」(作り手と所有者とで商品が完成する)という思いを込めてM+(エムピウ)というブランド名になったそうです。
この村上雄一郎さんは元建築士・現革職人というちょっと異色の人で、この村上さんがデザインした財布がミッレフォッリエなんです。
ミッレフォッリエの特徴は何と言っても一枚革を巻いて2つの真鍮製ギボシに止めるという独特のデザインとその構造。村上さんの元建築士としての経験や知見からこの財布が生まれたんだと思います。
2.ミッレフォッリエのレビュー
改めて僕が使っているミッレフォッリエがこちらです。
モデル名は「ミッレフォッリエ Ⅱ P25」、色はタバコ×チョコで使用している革はイタリア製タンニン鞣し革という一番オーソドックスなタイプのミッレフォッリエです。
ミッレフォッリエはカラーバリエーションや革の素材など、種類が非常に豊富です。
大きさは横11cm×縦8.5cm×厚さ2.5cmで成人男性の手の平ぐらいのサイズです。他ブランドから発売されている数あるコンパクト財布と比べると最も小さいというわけではありませんが、使い勝手を考えるとこれぐらいの大きさがベストなのかもしれません。
2−1.真鍮製のギボシ
この財布を止めているギボシの部分がこちら
ギボシは真鍮製です。買った当初のギボシはくすんでいますが、使っているうちに表面が磨かれて(?)光ってきます。この真鍮の経年変化が楽しめるのもこの財布の良いところです。
ギボシを差し込む革の部分はこのようになっています。
差し込む穴の部分に縦に切り込みが最初から入っているのですが、この切れ込みがあるおかげで穴が広がりにくくなっているそうです。
確かに差し込み具合が落ち着いてからはその状態がずっとキープされている印象です。ポケットから出したときなど、ギボシから外れているようなことは有りません。
2−2.中の構造
財布を開くと中はこのようになっています。
左側の3つのポケットがカード入れ、真ん中のボタンで留まっている部分が小銭入れ、右側のフラップがお札を押さえる役割+メインカードポケットになっています。
2−3.小銭入れ
小銭入れの部分を開くと
このようにガバッと開いてボックス状になります。このボックス状の小銭入れが優秀で中が見やすくとても取り出しやすいです。閉じるとボックスを形成しているヒダ部分が綺麗に折りたたまれるので、中の小銭が飛び出るような心配もありません。
2−4.カードポケット
カードポケットは全部で4カ所あります。
まずはこの3カ所
公式ではカード類15枚程度(5枚/ポケット)入るそうです。僕は免許証やクレジットカード等、プラスチック製のカード計10枚を一番左と真ん中のポケットに5枚ずつ収納し、一番右のポケットには割引券や領収書、大吉のおみくじを入れています。これだけ入れても全くかさばることはありません。
あともう1カ所はここにあります。
後述するお札を押さえるプラップ部分です。ここにはカードが1枚入ります。僕は取り出す頻度が一番高い楽天カードを収納して使っています。このポケットは財布の外側にかなり近いので、Suica等の電子マネーカードを入れておくと財布を開かなくてもそのままタッチできます。
2−5.お札入れ
お札を入れる箇所はこのようになっています。
小銭入れの下に更にポケットが有り、その部分にお札の下半身を差し込みます。
そしてお札の上半身をフラップで押さえて収納完了です。
この収納方法も理にかなっていて、出したいお札をこのままの状態で数えたり選んだりすることが可能です
お札を出し終えたら、残りのお札を揃えてフラップを閉じれば再収納完了です。
また、他のコンパクト財布によくある「お札を三つ折りにして収納する」やり方ではないので、お札に変な折れ目が付いたりする心配も有りません。
2−6.普段使っている状態
普段持ち歩いているカードや現金を収納していつも使っている状態がこちらです。
僕は電子マネー大好き人間で普段はあまりお金を持ち歩かないので、まだまだ大分収納余力があります。
僕の奥さんに「いつもの財布をこのミッレフォッリエに置き換えられる?」と聞いたところ、「レシートでパンパンになるけど多分大丈夫」と申しておりましたので、女性が使う場合でも十分な収納力を要していると思います。
3.ミッレフォッリエの良いところ
僕がミッレフォッリエを約4年ほど使い続けてきた中で感じた良いところは次の通りです。
3−1.コンパクトなのに収納力に優れている
ミッレフォッリエはどちらかと言うとコンパクト財布に分類されるかと思いますが、非常に収納力が優れていると感じました。男の僕はもちろん、女性でも十分に対応が可能です。
3−2.開いてから閉じるまでの動作に無駄がない
ミッレフォッリエを開いてから最終的に小銭を取り出すまで、一連の動きに無駄が有りません。他の財布では小銭入れを開ける為に財布を一旦閉じて持ち替えて・・・という無駄な動きが発生することがありますが、ミッレフォッリエではそのようなことが有りません。
なのでとてもスムーズにかつ楽にお会計ができますよ。
3−3.持ち歩き易い
長財布や二つ折り財布と違い、コンパクトかつ引っ掛かりの少ない形状をしていますのでとても持ち歩き易いです。僕はいつもジーパンの前ポケットに入れているのですが、出し入れがとてもスムーズにできます。
かさばらないので、カバンに入れても全く邪魔になりません。収納力とコンパクトさが見事に両立されています。
3−4.経年変化が楽しめる
革で出来ている製品全般に言えることですが、経年変化を感じながら日々使えるのも魅力の1つです。購入当初と比べると角が本体に沿って丸くなり、全体的に濃い色に変化していきます。
使い込んでいくことで自分の手になじみ、愛着がよりわいてきて手放せなくなることうけあいです。
3−5.他の人とかぶりにくい
ずっとこの財布を使ってきて、周りの人とかぶったことがまだありません。他の人があまり持っていないユニークな財布を持ちたいと考えている方は、ミッレフォッリエを選んでみては如何でしょうか。
それだけの動機で購入したとしても決して後悔しない財布だと思いますよ。
4.ミッレフォッリエのいまいちな点
これだけ良い財布ではありますが、やはり100%完璧ではありません。使っていて感じた、いまいちな点もお伝えしておきます。
4−1.お札の端が折れることがある
ミッレフォッリエのお札の収納の仕方は2-5.項でお伝えした通りなのですが、たまにこのような状態になるときがあります。
少しだけお札の端がギボシに留まる革の部分まで出てしまっています。この状態で閉じてしまうとお札の端が少し曲がります。あと、
フラップを閉じたときにこの部分とお札の端が引っ掛かって、お札の端が折れてしまうこともあります。
財布を閉じた時にお札の量が多いとどうしてもお札が動いてしまうので、その時にこの部分にお札の端が当たってしまうようです。
ここがこの僕が感じるミッレフォッリエの唯一最大のいまいちポイントです。
とは言え、お札の入れ方や量に気をつければある程度回避は出来ますので、この財布の魅力に陰を落とす程ではありません。
4−2.若干傷つきやすい
これはしょうがないことですが、若干傷が付きやすい印象です。落としたりするともちろん傷が付きますし、気づいた時に何かしらの跡が付いていることもあります。
ただ、革製品は傷も含めて経年変化を楽しむものなので、この辺は気にしないようにガンガン使い込んでいきましょう。
4−3.真鍮製ギボシに緑さびが発生する
これもしょうがないことですが、使っているギボシの根元から緑さびが定期的に発生します。
爪楊枝等でこまめに掃除すれば特に問題はありません。
5.結論!ミッレフォッリエはとても使いやすい財布
ミッレフォッリエについて色々お伝えしてきましたが、ミッレフォッリエはとても使いやすい財布です。
僕は今までいろんな財布を使ってきましたが、現時点でのマイベストはこのミッレフォッリエです。
ミッレフォッリエはカラーリングや革の種類によるバリエーションが豊富なほか、ショップ限定革のものも販売されていたりしますので、こだわりがある方でもきっと満足のいく選択ができるかと思います。
ちなみに僕は今使っているミッレフォッリエがだいぶヘタってきましたので(まだまだ使えますが)、革の素材違いのミッレフォッリエを密かに検討しております。
もし購入してしまった時は、改めてレビューさせて頂ければと思います。
ありがとうございました。